ムスヌン浜目次
今回私がご紹介するのは沖縄県宮古島市の「ムスヌン浜」です。
「ムスヌン浜」はあまり観光客の方にも知られていなくビーチとしてもメジャーではないので訪れたことのある人も少ないかと思われます。
ですが、来間大橋を渡れば少し複雑ですがすぐに行くことができ、静かな海が好きな方にはぴったりの観光スポットとなっています。
人があまりいないようなこじんまりとしたビーチですが、そこが居心地を良くしプライベートビーチのような存在になります。
宮古の海を自分だけのものにし、白い砂浜と落ち着いた雰囲気で心が癒されたらなと思っております。
ムスヌン浜について
「ムスヌン浜」は来間大橋のちょうど反対側に位置しています。
宮古島空港からは車で約25分ほどのところに位置しています。
「ムスヌン浜」のムスヌンとは「虫払い」といった意味があります。
この「ムスヌン浜」では毎年春に害虫駆除と豊作を祈願するための来間島の大切な祭事「ムスヌン御願(うがん)」が行われているのです。
宮古島は神々の島であることから、祭事などをとても大切にしている印象があります。
昔からの伝統を守り今もなお毎年お祈り事をしていてなんだか心が温まりますよね。
このビーチの特徴はやはり先ほども述べましたが穴場スポットと言うことで人があまりいなくプライベート感満載なところでしょうか。
駐車スペースもありますが、他のビーチと違い整備された駐車場ではありません。
小さなスペースにほんの数台停めることのできる駐車場です。
あまりにも穴場すぎているのか、案内の看板などはないので行くのに少し迷ってしまうかもしれません。
アクセス方法は後程詳しくお伝えいたしますね。
こちらの海は1年を通しずっと少し波が高いので海水浴やシュノーケリングには向いていません。
静かに観賞用の海に最適です。地元の方はこの静かな海で釣りをしているそうですよ。
このような素晴らしい貸し切りビーチで釣りができるなんて地元の人ならではの特権ですよね。
「ムスヌン浜」のある来間島は島1周を自転車で回ることができます。
自転車で観光することにより車では行けなかったところや、車の中からでは気づけなかったことなどと触れ合うことができます。
せっかくですから、体力に自信のある方は来間大橋からずっと自転車で渡ることをお勧めします。
宮古島空港から来間大橋までは自転車で約1時間ほどです。
1日のんびりと時間を確保し、来間大橋から海を眺め自然豊かな来間島を間近で体験することもいいかもしれませんね。
ムスヌン浜の見どころ
「ムスヌン浜」は旅行のなかで「静かなところでゆっくりとのんびりと過ごしたい」と言う気持ちを抱いている方にオススメのビーチです。
あまり観光客の方にも知られておらず、観光地化されていないビーチでもあります。
観光地化されていない分、訪れる方が少ないので透き通った海がそのまま存在しているのかもしれません。
このビーチの色はほんとに透き通っています。
深いところまでしっかりと見ることができます。
そして、来間島の西側に位置しているので夕方には綺麗なサンセットを望むことができます。
静かな雰囲気の中、沈み行く夕日と共に1日の終わりが告げられることはここでしか体験できない貴重なことだと思います。
夕焼け時になると人が多くなる場合もございます。
駐車場に限りがあるので、もしサンセットを確実にとらえたい方は早めに行くようにしてくださいね。
サンセットを見ながら、お弁当を持って来てこの場で食べている方々も時々見られました。
また周辺には外灯やお店などもなく大自然の中に存在しているので夜には星空がとても綺麗に見ることができます。
都会に住む方は星空を見ることはできませんし、星空の存在を忘れている人が今の時代たくさんいるのではないでしょうか。
いつも下を向いてばかりなので、旅行に来た際には上を向思い切り自然の力に頼ってほしいなと思っています。
また、星空を見る際に砂浜まで行くのが怖い人でも駐車場で車の中から見るだけでも嬉しいひと時ですよね。
世代を問わずこの場所で楽しんでいただけると思います。
とてもローカルな雰囲気の「ムスヌン浜」ですが観光客もあまり訪れることがないのでトイレやシャワーなどの設備はありません。
駐車場にもトイレはないので行かれる際は注意をしてください。
そしてこのビーチは指定海水浴場ではないので監視員などもいないため海に入ることはオススメしません。
見ること、写真を撮ること、のんびりすることなど、今の時代の疲れ切った心と体をこの場所で癒してあげてくださいね。
人があまりいないだけでなく、海岸沿いは写真を撮ることのできるエリアがたくさんあり写真映えすること間違いないでしょう。
ゴツゴツの岩は謎の穴があったり変わった形をしていたり冒険心がくすぐられてしまいます。
友達同士や家族で訪れることよりカップル同士でのんびりと訪れるのがいいのではないでしょうか。
静かな海で波の音だけを聞き将来について語りあうのが1番の幸せかもしれませんね。
宮古島には数えきれないほどのビーチが存在していますが、この「ムスヌン浜」は人の心を洗ってくれるような場所に思えます。
友達同士で楽しくはしゃぐ海水浴もいいですが、静かな場所で1人旅あるいわ大切な人とこちらに訪れ自分だけの空間を作れることが恵まれていることだと実感しました。
時間に余裕がありこちらに訪れ、さらにこの自然界から時間と心の余裕をもらうことのできる場所だと思います。
自然が大好きな人もそうでない人も一度は訪れこちらの静かなビーチで少し人生の休憩をしてみてはいかがでしょうか。
ムスヌン浜周辺
周辺は来間島の集落を中心となっているのでここと言った有名な観光スポットはありませんが、自然に触れ合い楽しめる場所はたくさんございます。
まず「ムスヌン浜」に来る際に必ず通る来間大橋です。
来間大橋は宮古島本島と来間島を結ぶ橋となっており全長1690mにもなります。
この橋は全ての距離を徒歩で渡ることができ、天気のいい日は橋を渡りながら東洋一の海、宮古ブルーの海を堪能するのもいいかもしれませんね。
そしてお食事処です。
「ムスヌン浜」へ到着するまでに来間島でいくつかカフェやパーラーを目にすると思います。
近くの「ヤッカヤッカ」と言うカフェでは宮古島ならではのメニューやスタミナのつく宮古牛のコク旨カレーなどを味わうことができます。
疲れた心や体をやさしい味で迎えてくれる美味しい島ごはんとなっております。
スイーツもとても魅力的です。
宮古島産のマンゴーをふんだんに使ったマンゴープリンや沖縄と言えばのメニューでもある紅芋タルトなど、甘いものが私たちを迎えてくれます。
黒糖チーズケーキやバナナとくるみのケーキなど、手作りケーキを是非お堪能ください。
マンゴー農家さんが経営する「楽園の果実 Cafe & お土産」では宮古島産黒毛和牛のステーキ丼やガパオライス、黒毛和牛のキーマカレーなどボリュームたっぷりのメニューがたくさん取り揃えられています。
暑い今の時期に行かれる際は、暑さだけでかなりの体力が消耗されています。
楽しく旅行ができるよう、ボリュームたっぷりのメニューを食べしっかりとスタミナをつけ宮古島の旅を満喫させてくださいね。
来間島には他にも長間浜海岸、長崎浜といった絶景のビーチがございますので一緒に訪れることをおすすめします。
長間浜海岸の海は澄み切った空気のような青色をしています。
水平線がどこまでも続くビーチとなっていて、見る人の心を圧巻させてくれます。
神々の島、来間島で自分の好きなビーチを見つけることもいいかもしれませんね。
アクセス
「ムスヌン浜」の住所は沖縄県宮古島市下地来間、来間島となっております。
宮古島本島ではなくあの来間大橋を通過し来間島まで行くことが必要です。
来間島までは橋を渡り簡単に行くことができますがそこからのアクセス方法がとても複雑でわかりにくくなっています。
来間島に入ったら集落内やその中の畑を進んでいくので安全運転にお気をつけください。
来間大橋を渡り来間島の入ると「パニパニ」や「ヤッカヤッカ」などの素敵でかわいらしいカフェが立ち並ぶエリアを通り過ぎます。
その後四つ角に差し掛かります。
ここをまっすぐと直進すると、来間島の集落内を抜けて竜宮展望台やマンゴー農家さんが経営する「楽園の果実 Cafe & お土産」と言ったお店が見えて来ます。
「ムスヌン浜」へはここを左折したあとそのまま直進をし来間島の家々を通り過ぎまた直進をして行きます。
イメージとしては畑の中をどんどんと進んでいく感じになっています。
ずっと直進していくと道はやがて、真正面に水平線を望む緩やかな下り坂となり一周道路と交わります。
その交わった場所にはカーブミラーが左手に設置されていますので、そのカーブミラーを目印にしてください。
カーブミラーの交差点を渡り切り、しばらく進むと道はガードレールに添って右側に折れます。
さらに100mほど進むと左折できる小道が見えてきます。
この道を必ず見逃さないようにしてください。
ここを曲がれば目の前には「ムスヌン浜」の景色が広がっています。
この説明で観光客の方がたどり着けるのが少し不安でもありますが、集落の中を通過しますし、ゆっくりと落ち着いて進んでください。
道も細くなっているのですれ違いなどにはお気をつけください。
遠くに「ムスヌン浜」が待ち望んでいるので焦らずカーブミラーを見つけたらもうすぐなんだと思ってくださいね。